最近は大学受験や就職活動などに必須の英語力ですが、日本で生活しているとなかなか英語力に触れられず、リスニングやスピーキング力をつけるのは難しいと感じている方が多いのではないでしょうか?
筆者も学生時代はひたすら英語の参考書を読んで文法を覚えたり、参考書のCDを聞いてみたりと色々努力したものの、なかなか上達しませんでした。
ところが、幼い頃から大好きだった海外ドラマの見方を少し工夫するだけで、今ではTOEIC900点以上、TOEFL90点以上取得できるほど英語が得意になりました。
そこで、今回は海外ドラマを使った効率的な英語学習方法をおすすめする理由およびやり方をご紹介したいと思います。
また、英語学習におすすめのドラマもご紹介いたします。
海外ドラマを使った勉強方法とは
まずはじめに、筆者がトライして挫折した方法をご紹介します。
こちらは自分が「ズボラだな」と感じる方にはなかなかおすすめできません↓
筆者がダメだったやり方
- 日本語字幕、英語音声で視聴
- 英語字幕、日本語音声で視聴(わからない単語をメモ)
- 英語字幕、英語音声で視聴
- 字幕なしで視聴
この場合、同じ話を4回も観なくてはならず、わからないところをいちいちメモすることが面倒すぎて筆者にはできませんでした。
また、日本語音声で海外ドラマを見るのは苦手だったのですぐに辞めてしまいました。
そこで、筆者は下記のやり方をトライすることにしました↓
海外ドラマのおすすめ活用法
- 英語字幕、英語音声で視聴(どうしてもわからないところは調べる)
- 時間があれば英語字幕なしで視聴
- シリーズが終わり、気に入れば何周か見返す
上記のやり方はズボラな筆者でも続けることができ、気に入った海外ドラマを何周も見たり、聞き流したりしました。
具体的なやり方は、最初に英語字幕だけで多少細かいところがあっても無視して見続け、どうしても重要な点や、ストーリーについていけなくなったエピソードの時は一度止めてネットで調べる、という方法です。
基本的には、「ストーリーがわかっていればよし」として見進めることが大切だと思います。
大好きなFriends(フレンズ)は、音声だけを散歩中に聞いたり、気に入ったセリフは真似して声に出したりを繰り返したこともあり、セリフをほとんど覚えています。
海外ドラマ学習おすすめの理由5つ
海外ドラマを使った英語学習ですが、筆者のように机に向かって参考書を使いながら勉強をするのが苦手な方には特におすすめです。
なぜおすすめなのか、具体的にご説明したいと思います。
効率的で楽しい
まず何といっても勉強が楽しいです!
海外ドラマのストーリーにハマりながら自然と英語のリスニング力をアップできるので、とっても効率的で飽きることがありません。
また、海外ドラマは1話が20分〜1時間程度なので、映画と違って気軽に通勤時間や散歩中などのすきま時間に見ることができます。
映画の場合、1作品が90分以上あるので観るのにまず疲れてしまいますし、忙しいとなかなか大変ですよね。
ネイティブの自然な会話が学べる
日本の教科書や参考書にある言い回しや返答は時々古かったり、ネイティブが使わない表現が多いです。
しかし、海外ドラマではネイティブが普段口にするような、自然な言い回しを学ぶことができます。
また、それだけではなく欧米ならではの表現も学ぶことができます。
例えば、Friendsで登場人物が会話中に机を叩くシーンがあります。
アメリカでは、不吉を呼ぶような発言をしたら「不吉を追い払う」ために木製のモノを叩くのだそうです。
実際に、「knock on wood(=嫌な目に遭いませんように)」と口に出して言ったり、何も言わずに木でできたモノを叩いたりします。
そのほかにも、嫌味を言う時に使う「air quotes」のジェスチャー(両手の人差し指と中指を立てて、空中を2回チョンチョンとひっかくしぐさ)や、「幸運を祈ります」という意味である「Fingers crossed」の表現など、海外ドラマで学んだ表現がたくさんありました。
実際に、筆者は今アメリカに住んでいますが上記のような海外ドラマで学んだフレーズやボディランゲージが日常でも多く使われています。
コスパが良い
月1,000円程度でNetflixやHuluなどに加入すれば、色々な海外ドラマを見放題なので、非常に効率の良い英語学習方法だと思います。
ネイティブの先生がいる英語塾に通うとなると月数千円〜数万円とかかり、毎日通うことは不可能ですが、海外ドラマであればこの安さでいつでもどこでも学べるので、あまりお金をかけたくない筆者には最適な方法でした。
また、内容に飽きたらすぐに違うジャンルのもので学べるのも嬉しいポイントです。
セリフの量が多い
映画と比較して、海外ドラマは圧倒的に登場人物の会話量が多いので、英語のリスニング力アップにとても効果的です。
映画の場合、アクションシーンやナレーションなどで会話量が少ないものが多いですが、海外ドラマ(特にシットコム)はほとんど会話なので、リスニングの勉強におすすめです。
また、一言一句聞き取れなくても、会話の流れや相手の返しで大体の内容を把握できます。
発音の仕方が学べる
これは映画も同じですが、発音やイントネーションが簡単に学べるので、スピーキング力アップにつながります。
また、口の動かし方が見れるので、どうやって発音しているか真似することができます。
よくわからない時は速度を落としたり、巻き戻すこともでき、シャドーイング(発音を聞いたあと、即座に真似して発音する学習方法)にもぴったりです。
おすすめの海外ドラマ4つ
ここからは英語学習におすすめの海外ドラマをご紹介します。
筆者が特に英語学習におすすめのジャンルはシットコム(シチュエーションコメディ)やコメディです。
あまり頭を使わずみることができ、基本的に登場人物たちの日常会話でストーリーが進んでいくので、日常で使う生きた英語を学ぶことができます。
個人的には、サスペンスやミステリー、医療ドラマなども大好きなのですが、会話やストーリー展開のスピードが早く、専門用語なども多いので英語初心者の方にはあまりおすすめできません。
Big Bang Theory
おすすめ海外ドラマの1つ目は、Big Bang Theoryです。
天才だけどオタクでダサいレナードとシェルドンのアパートに、ブロンド美女のペニーが突如引っ越してきます。ペニーが引っ越してきてからは、レナード達の生活が一変します。
【おすすめポイント】
-
- 現代のスラングが学べる
- ストーリーも英語も比較的簡単
- とにかく面白くて飽きない
デスパレートな妻たち
【おすすめポイント】
-
- とてもきれいな英語なのでリスニング、発音の勉強に最適
- アメリカの上流階級の家の様子や、生活を学べる
Modern Family
アメリカの現在の家族の様子を描写したコメディドラマ。
3人の子供を持つクレアとフィルのダンフィー家、クレアの父ジェイとコロンビア移民である美人妻グロリアのプリチェット家、ジェイの息子でクレアの弟であるミッチェルとキャメロンのゲイカップルからなるタッカー=プリチェット家の家族の日常を描いています。
【おすすめポイント】
- きれいな英語だけでなく、スペイン語訛りの英語が学べる
- 移民やLGBTQなど、多様性のあるアメリカ文化を学べる
Friends
ニューヨークに住むロス、レイチェル、モニカ、チャンドラー、ジョーイ、フィービーの6人の友情、恋愛を描いたシットコムです。
初放映日から30年近く経っても世代、国を超えて愛され続けるFriendsも、英語学習に最適です。
【おすすめポイント】
- 使われている英語が簡単でわかりやすい
- 1話が20分程度で飽きずに楽しく見れる
まとめ
以上、海外ドラマでの英語学習の魅力をお伝えしました。
【海外ドラマで英語を学ぶポイント】
- まずは英語字幕付きで視聴し、その後聞き流す方法がおすすめ
- 効率的かつコスパもよく、現代の英語が学べる
- 初心者の方にはシットコムやコメディがおすすめ
ぜひ楽しんで英語を学習したい方はトライしてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでも皆様のご参考になりましたら幸いです。
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