人生100年時代といわれ、社会人の学びなおしが注目されている今、社会人の方でも海外留学に興味を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
カナダは日本人の留学先としても人気の国で、留学初心者の方にも行きやすいとされる国です。
カナダ留学のスタイルには、1週間前後の短期留学から半年以上の滞在を前提とした長期留学など様々なスタイルがあります。
今回は最近社会人の方からも人気で、カナダ長期留学手段の1つである、CO-OP留学についてお伝えします!
実は筆者もCO-OP留学に挑戦することを決めました。
これからCO-OP留学を検討しようとしている方の後押しができるよう、詳しく説明します!
30歳を超えていても大丈夫?
社会人の長期海外留学、となると、ワーキングホリデーをイメージする方も多いのではないでしょうか。
ワーキングホリデーには年齢制限があり、30歳を超えている場合はビザ申請ができない仕組みになっています。
30歳を超えてしまった方からすると、チャンスがなくなってしまったように感じてしまうかと思います。
しかし、カナダのCO-OP留学には年齢制限はありません。
年齢関係なく挑戦できるのは社会人にとってもうれしい仕組みですよね。
筆者自身も30歳を超えていて、「ワーキングホリデーはもう行けないし…」と悲観していたのですが、そんなときに見つけたのがこのCO-OP留学でした。
CO-OP留学の仕組みについて
それでは、ここからはCO-OP留学とはどんなものなのかを詳しく見ていきましょう。
CO-OP留学は一言で言うと、学校の授業とインターンシップが組み合わされたプログラムです。
プログラムの前半は学校で座学の勉強をし、後半からは有給でのインターンシップとなります。
期間は12か月のプログラムが一番多いですが、短いものだと4か月、長いものですと24か月のものもあります。
カレッジに申し込む際に、自分が興味ある専攻分野を選択します。
学校によって変わりますが、CO-OP留学の専門プログラムには以下のようなものがあります。
・インターナショナルビジネスマネジメント
・デジタルマーケティング
・国際貿易
・ホテルマネジメント
・グローバルカスタマーサービス
インターナショナルビジネスマネジメントコースについて
筆者が選んだのは、「インターナショナルビジネスマネジメント」のプログラムです。
このプログラムでは、グローバルビジネスの現場で活躍できるスキルを身に付けることを目的としています。
マーケティング、マネジメント、プロジェクトマネジメント、会計、データ管理など、ビジネス現場で不可欠な分野を学びます。
単に授業を聞くだけではなく、プレゼンテーションの機会も多く設けられており、授業で学んだことを実践してスキルとして身に付けることができます。
CO-OP留学のメリット
ディプロマを取得できる
ディプロマとは、学校の卒業証明書のことで、履歴書にも記載することができるものです。
カレッジでの専門知識習得だけではなく、インターンシップで就業経験を積むことができますので、キャリアアップにつなげることができます。
学びながら給与を得ることができる
プログラムの後半は、有給の就労となるため、フルタイムで働き、給与を得ることができます。
これなら会社を辞めて留学する社会人の方も金銭面の心配が少なく安心ですよね。
筆者も給与収入を得られなくなることが不安で留学をためらっていましたが、給与収入を得ながら留学できることに魅力を感じ、CO-OP留学に行くことを決断することができました。
さらに、プログラム前半の座学期間も最大週20時間の有給アルバイトの仕事をすることが認められているので、生活費をアルバイトで補うことが可能です。
ワーキングホリデーよりも高度な職種に挑戦できる
ワーキングホリデーの場合は、飲食店などでの接客系のアルバイトが多いですが、CO-OPプログラムではオフィスワークなど、より高度な職種や業界での仕事に挑戦することができます。
また、インターン先の業種は、カレッジの専攻分野に関連している必要があります。
例えば、ホテル業界でのインターンを希望する場合は、カレッジの専攻はホスピタリティ分野を選択するのがよいでしょう。
CO-OP留学のデメリット
ここまではCO-OP留学のメリットをご紹介しましたが、一方でデメリット(注意点)もあります。
ある一定の英語力があることが前提である
英語で専門分野を学ぶプログラムであるため、英語初心者の方には非常にハードルが高いです。
英語を話せるようになりたいという人向けのプログラムではないため、全くの英語初心者の方は途中で挫折してしまう可能性があります。
求められる英語力はカレッジや専攻コースによって異なりますので、ご自身が興味のあるカレッジの入学条件を確認してみましょう。
必ずしも希望するインターン先でインターンができるとは限らない
インターン先で働くためには、企業へ履歴書を提出して面接をクリアする必要があります。
特にオフィスワークの高度な仕事に就けるかどうかはご自身の英語力によりますので、留学前から少しでも英語力を高めておく努力が必要です。
まとめ
この記事では、カナダCO-OP留学についてご紹介しました。
最後にポイントをまとめます。
・カナダCO-OP留学に年齢制限はない。30歳を超えていても申し込み可能。
・1 年間のプログラムの場合、前半の半年はカレッジで座学学習、その後の後半半年は、カレッジの専攻分野に関連した業種の会社で有給インターンができる。
・カレッジの座学期間中も最大週20時間のアルバイトができる。
・自分の理想の会社でインターンができるかどうかは、英語力によって左右されるため、渡航前に少しでも英語力を高めておく必要がある。
このように、30歳を超えてワーキングホリデービザを申請できなくなってしまった社会人の方にも、働きながら海外で暮らすチャンスがあります。
一度きりの人生、少しでもやりたい、という気持ちがあれば、諦めずに挑戦してみましょう!
関連記事はこちらです↓
コメント