アメリカ留学の準備としてアメリカドル通貨の現金も用意を忘れてはならない事の1つですね。
今回はアメリカ留学にあたって用意する現金やカードについてお伝えします。
この記事を読んで留学までに現金やあなたに合ったカード等、準備の参考にしていただけると嬉しいです。
アメリカ留学で現金が必要か不要か
日本では現金派の人はたくさんの現金を持ち歩きますし、キャッシュレス派の人はそれほどたくさんの現金は持ち歩きませんね。
さて、アメリカではどうでしょうか。
お忙しい方のために結論を先に申しますと、現金は必要ではあるけれどたくさんは必要ありません。
アメリカでは現金を使う場面が限られていて、クレジットカードを頻繁に使います。
アメリカ留学であまり現金を使わない理由
私が留学していた約20年前でさえ、食事や買い物の支払いはクレジットカードやデビットカードなどのキャッシュレス決済がほとんどでした。
アメリカは治安が日本より悪いこともあり、現金をたくさん持っていると危険も伴います。
穏やかな土地柄であってもお財布を持ち歩いていると落とす事も、スリにあってしまう事もあるでしょう。
現金を持ち歩いている場合は戻ってくることはありませんが、カード類は即座に電話をして利用を止めることができます。
そして、多額の現金を持ち歩いていることが他の人に知られてしまうと、犯罪に巻き込まれることもあるかもしれません。
ですから、現金は必要最低限持ち歩くようにした方良いでしょう。
私は留学中に持ち歩いていた現金は5ドル~40ドルほどと少額でしたが、特に不便に感じる事はありませんでした。
短期留学の場合
日本で用意していくアメリカ通貨の現金は緊急時に備えたとしても、空港から滞在先へのタクシー代と軽食代程あれば十分です。
タクシーではできるだけクレジットカードを使えば、その後にも備えておけるのでどうしても現金しか使えないタクシーを頼むときのみ現金払いにしましょう。
空港から滞在先へのタクシー代はその距離や地域によって変わってしまうので、いくらと断言はできませんが事前に留学エージェントに聞いておくのも良いですね。
また、短期留学の場合は学費や滞在費など日本で事前に払える場合はなるだけ払ってしまえば現地で用意しなくて済むので、渡米前に手続きをして払ってしまうのも1つの方法です。
長期留学の場合
1年以上の長期留学の場合は現地の銀行の口座を開設する事をおすすめします。
当面の資金を現金で持ち運んできた場合、早く高額の現金を持ち歩く緊張から解放されたいですよね。
銀行によってはデビットカードやパーソナルチェック(個人小切手)がすぐ使えるようになるのでとても便利でしょう。
そして、その口座に現金を預け入れてしまえば支払いが必要な時にクレジットカードの限度額を気にすることなくパーソナルチェックを使う事によって支払うこともできます。
また、日本の銀行口座から現地の銀行口座へ送金も可能です。
私は授業料や家賃、公共料金の支払いなどにパーソナルチェックを利用していました。
留学中に現金が必要な場面
先ほどアメリカでは「クレジットカードを頻繁に使う」とお伝えした通り、あらゆるレストラン、スーパーマーケット、ショッピングモールなどではクレジットカードで支払いする事がほとんどです。
しかし、限られた場面ではありますがアメリカでは現金がどうしても必要な場面があります。
日本のように1万円札を何枚も持っている感覚で100ドル札を数枚持つことはほぼ必要ありませんが、逆に少額の1ドル札を多めに、5ドル札や10ドル札などは数枚用意しておくと良いでしょう。
どうしても現金が必要な場面
- チップを渡すとき
- 自動販売機を利用する時
- 駐車代金を払う時
チップは紙幣で支払うのがマナーなので、1ドル札や5ドル札を多めに用意しておくようにしましょう。
自動販売機は硬貨も紙幣も使えますが、高額紙幣は一般的に使わないのでチップと同じく少額の紙幣を用意しておくことをおすすめします。
駐車代金は機械によっては硬貨しか使えない事もあるので、車を使う場合硬貨もしっかり用意しておくと安心です。
たまに現金を必要とする場面
- ガソリンスタンド
- タクシー
ガソリンスタンドによってはクレジットカードやデビットカードを使えない場合もあります。
特に長時間のドライブをする時にはいつどこで給油が必要になるか分からないので、ガソリン代も現金で用意しておきましょう。
タクシーもガソリンスタンドと同じく、常にクレジットカードが使えるとは限りません。
現金しか扱わない小さなタクシー会社もあるので、その場合を考えて現金を用意しておくと安心です。
アメリカ留学ではクレジットカード2枚以上用意
アメリカ留学する時は最低でも1枚「VISA」か「Master Card」のクレジットカードを持っていきましょう。
アメリカではクレジットカードが所持者の信用性を表したり、身分証明の代わりになったりします。
緊急時にホテルに泊まることがあるようなときにクレジットカードがなければホテルに泊まれないということがあるくらいです。
理想を言うならば「VISA」と「Master Card」をそれぞれ1枚ずつ用意しておくと安心でしょう。
現在は稀なケースだとは思いますが、どちらかにしか対応していない場合があるからです。
また片方のクレジットカードの限度額をオーバーしても、もう1枚でカバーする事もできます。
1枚のカードをお財布に、もう1枚のカードをカードケースなどに用意しておくとお財布ごと紛失した時にとても助かるでしょう。
用意しておくと便利なカード
現金を持ち歩く代わりに、現在は様々なカードやサービスがあるので少しご紹介しましょう。
一番初めに、持ち歩く現金を必要最低限にしておくことを提案させていただきました。
しかし、生活していくうちに用意しておいた現金を使い果たしてしまう事もよくある事です。
そんな時、現金を滞在先近くの銀行やスーパーマーケット、学校内などのATMで手軽に引き出すことが出来るカードがあります。
それが、「プリペイドカード」、「デビットカード」、「国際キャッシュカード」の3つです。
プリペイドカード
プリペイドカードはあらかじめチャージしておいた金額を現地の通貨の支払いや現金の引き出しができます。
メリットとしては、クレジットカードの限度額やデビットカードの残高全てを使い果たしてしまう危険性がないことがあげられます。
代表的なプリペイドカードは「GAICA」、「マネパカード」、「マネーティーグローバル」、「ネオ・マネー」、「キャッシュパスポートプラチナ」があり、「キャッシュポートプラチナ」以外は日本国内でも使用可能です。
デビットカード
デビットカードは口座の預金残高や設定した限度額以下の支払い、もしくは現金引き出しができるカードです。
クレジットカードとは違い口座の残高以上に使い過ぎるということが不可能であり、即時決済なので使う上で安心感もあります。
日本でも最近普及していますので、銀行で簡単に取得できますし使い方もほぼクレジットカードと変わらないので支払いの時に時間がかからず便利です。
国際キャッシュカード
現金以外にお金を現地に運ぶのに便利なカードに、国際キャッシュカードというものも挙げられます。
国際キャッシュカードは日本の円預金口座から、滞在先のATMで現地通貨を引き出すことができるカードです。
引き出された金額は日本円に換算され、手数料を足されてからその口座から引き落とされるという仕組みになっています。
まとめ
アメリカでは現金は必要最低限を持ち歩くようにしましょう。
生活してみるとチップを渡す時、自動販売機を利用する時、駐車代金を払う時しか日常で現金が必要ありません。
しかし、どこかいつもと違うところに行くときやタクシーを使う機会がありそうなときはいつもより多めに現金を持っておくと安心です。
また、クレジットカードを2枚以上、その他には「デビットカード」や「プリペイドカード」、「国際キャッシュカード」を現金代わりにあなたに合うものを一つ用意しておくのがベストでしょう。
お伝えしたことを参考に是非お金の支払い方法に悩まない留学生活を満喫してくださいね。
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