アメリカに留学する事を決めたら、次にどの地域に滞在するか悩みますよね。
今回は日本人留学生の中でも人気のある大学をもとに、おすすめ順に人気の高い都市を独自のランキング形式で4つ紹介していきます。
人気大学のある都市には語学学校も集中していますので、留学をする上でも参考にしていただきたいです。
1位:ニューヨーク
ニューヨークは旅行者やビジネスマンだけでなく、日本人留学生にも人気のある都市です。
2021年日本人留学生による人気アメリカ大学ランキングトップ20にニューヨークは何と3つの大学が入っています。
その3つの大学は、コロンビア大学、ニューヨーク大学、コーネル大学です。
人気都市・ニューヨークの大学留学で人気のある専攻
コロンビア大学で1番人気のある専攻は、コンピューターサイエンス、ついで経済、政治と続きます。
ニューヨーク大学で人気の高い専攻は、リベラルアーツ・ジェネラルスタディーズ、経済、コンピューター情報システムです。
コーネル大学で人気の高い専攻は、コンピューターサイエンス、生物、そしてヒューマンリソースマネージメントという順番になります。
ニューヨークの人気大学では多岐にわたる分野での専攻が選ばれているようです。
どの分野を学ぶことにしても魅力あふれる都市だということでしょう。
人気都市・ニューヨークの特徴
留学という面以外においても、ニューヨークはアメリカで人気の都市と言えるでしょう。
人口密度はアメリカでも最も高く、人口も最多の約841万人を超す国際都市です。
日本と同じように四季の移り変わりがあり、冬の厳しい寒さは日本でも有名ですよね。
私がニューヨークを訪れたのは夏の時期だったので、カラッとして涼しく過ごしやすい印象が記憶に残っています。
また私が感じたニューヨーカーの印象は、話し言葉が早いということでした。
そして留学生にとって多様な人種やルーツを持つ人が多いニューヨークはとても魅力的ではないでしょうか。
留学生にとって嬉しい事は、地下鉄という交通のインフラ(日々の生活を支える、なくてはならない生活の基盤)がしっかりしているという点です。
車社会のアメリカにおいて車がなくても移動手段に困らないこと、これは大都市ならではのメリットです。
ニューヨーク留学のデメリットとその対策
しかしニューヨークは良い事ばかりではありません。
大都市ということもあり、物価や地価がとても高いので生活費が驚くほど高くなってしまうというデメリットもあります。
それでもやはり日本人だけでなく、他国からの留学生も多いニューヨークは滞在先を検討する時に欠かす事の出来ない都市です。
学生にとって生活費や滞在費にお金がかかってしまうというのは、どこからニューヨークの学校に通うにしても深刻な問題と言えるでしょう。
アパートをシェアしたり、食費を自炊する事によって外食を控えて食費を抑えたりすることが可能になります。
これは学生共通の問題でもあるので、逆にニューヨークに集まる学生の悩みを一緒に解決していくことで、交流のチャンスが訪れることもあります。
2位:ロサンゼルス
大学留学生にとってロサンゼルスも人気の都市となっています。
2021年日本人留学生の人気大学トップ20ランキングには、ロサンゼルスにある大学が2つもランクインしています。
その2つの大学は南カリフォルニア大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校です。
人気都市・ロサンゼルスの大学留学で人気のある専攻
南カリフォルニア大学で人気1位を誇る専攻は経営管理、次がコミュニケーション&メディア、そしてコンピューターサイエンスと続きます。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校人気専攻のトップ3は経済、社会、政治のようです。
ハリウッドがある都市なので、映画関係の専攻がもっと強いのではないかとイメージされがちですが、意外な専攻に人気が集まっていますね。
ロサンゼルスの特徴
全米でニューヨークに次ぐ2番目の大都市であるロサンゼルス、人口は約396万人です。
大学も人気ですがこの地域には多数のコミュニティーカレッジがあり、そこから4年制の大学に編入するという方法をとる学生も少なくないようです。
有名なアミューズメントパークやリゾート地があり、そこにアクセスしやすいのも特徴の一つですね。
また、生活していく面でとても重要となるのがその土地の気候ですが、ロサンゼルスは1年を通してとても過ごしやすいでしょう。
冬はあまり寒くなり過ぎないので厳重な防寒は必要なく、夏は暑くてもカラッっと乾燥しているのが特徴です。
また2028年の夏季オリンピックの開催が決定されたことによって、交通機関などのインフラも整ってくると予想されています。
ロサンゼルス留学のデメリットとその対策
オリンピック開催予定により便利になる反面、地価が高騰する事も避けられないようです。
留学生にとっては滞在費が地価高騰によって高くなることは手痛いデメリットになりそうですが、それでもロサンゼルスは多くの留学生にとってやはり魅力が詰まっている都市だといえます。
やはり食費を抑えることが節約の鍵になるでしょう。
ロサンゼルスの郊外ではルームシェアして自炊する事によりかなり食費を抑えられます。
特に韓国スーパーでは食材をかなり安く手に入れることができるので、どこにあるのかチェックする事をおすすめします。
ルームシェアできなくても、寮やホームステイでも外食するよりは食事は安く抑えられるので勉強に集中するのには良い環境でもあります。
他にも、交通費はバスチケットをお得にできるMetroのStudent Tapカード、通信費をプリペイドSIMカード、レジャーを学生割引などを使って細かくても少しでも安くなる方法を活用するといいでしょう。
3位:サンフランシスコ
サンフランシスコにも人気の高い大学があります。
2021年日本人留学生に人気の大学トップ20に2つの大学がランクインしています。
1つはカリフォルニア大学バークレー校、もう1つはスタンフォード大学です。
人気都市・サンフランシスコの大学留学で人気のある専攻
カリフォルニア大学バークレー校で1番人気の専攻はコンピューターサイエンス、次に経済、そして細胞生物・解剖となっています。
スタンフォード大学で人気のある専攻はやはりコンピューターサイエンス、人類生物、カーグニティブサイエンスの順のようです。
やはりIT関連の大企業が集まっているシリコンバレーが近くにあるということもあり、コンピューターサイエンスはこの地域では1番人気なのでしょう。
サンフランシスコの特徴
サンフランシスコの人口は約87万人です。
この人口データだけ見ると少ない気がする方も多いでしょうが、サンフランシスコは地域面積が狭いため実は人口密度はニューヨークに次いで全米で2位となっています。
気候は冬は寒くなり過ぎず、夏も暑くなり過ぎることなくカラッとしているというのが特徴です。
ビジネスにおいてはシリコンバレーが有名でIT関連の大企業が多くあり、アメリカを代表する国際都市の一つになります。
地下鉄、バス、ケーブルカーなどの公共交通機関が発達しているため車がなくても、移動に困らないところが留学生には嬉しいですね。
昔、「ヒッピー発祥の地」として有名だったサンフランシスコは国際的かつ多様性を認める文化があり、様々なマイノリティーに優しい風土も特徴の一つでしょう。
サンフランシスコ留学のデメリットとその対策
しかし国際都市であるサンフランシスコはITビジネスなどで成功をおさめた人が多いためか、ベイエリアは特に地価が異常に高騰しているというデメリットもあります。
地価が高く物件が高いというのは今まで見てきたどの都市でも留学生の共通の悩みになっています。
しかし、サンフランシスコもまた留学生に対する差別が少ないということなど、住みやすく勉強に集中しやすい環境であることは間違いないでしょう。
3位:サンディエゴ
ここでもう1つ、私がサンフランシスコと同順位でおすすめしたい都市がサンディエゴです。
もちろんサンディエゴにも2021年日本人留学生に人気な大学ランキングトップ20に入る大学があります。
カリフォルニア大学サンディエゴ校がその人気大学です。
人気都市・サンディエゴの大学留学で人気のある専攻
1番人気の専攻はカーグニティブサイエンスでしてほぼ同じくらいの人気の専攻がインターナショナルスタディーズです。
その次に細胞生物・解剖とコンピューターサイエンスが同じくらい人気がある専攻のようです。
私が留学中に友人達と車の運転を交代しながら中距離旅行で訪れた場所なので、とても印象に残っています。
サンディエゴの特徴
サンディエゴの人口は約141万人でカリフォルニア州ではロサンゼルスに次いで2番目に多い人口となります。
カリフォルニア州の中で最も過ごしやすい気候と言われており、1年中温暖な気候で雨も少ない事がサンディエゴの気候の特徴です。
大都市であるロサンゼルスとも近く、ロサンゼルスにある観光地にアクセスしやすいロケーションであると同時にメキシコとの国境に接する都市でもあります。
スペイン統治時代の街並みが残る綺麗な都市でもあり、治安も比較的良く、住みやすい土地です。
南米出身の人も多いためか、明るく陽気な風土があります。
サンディエゴは物価が安いことがまた住みやすい特徴の一つです。
旅行をして心に残っているのは本当に奇麗な街並みと潮風の心地よさ、そしてフレンドリーな地元住民の優しさです。
短期留学をもしするとしたら候補に挙げたいと思う程ゆったりと落ち着いた土地でした。
サンディエゴ留学のデメリットとその対策
留学のデメリットがあるとしたら、日本人が多いことがあげられます。
意識して日本人留学生や他国の留学生、アメリカ人との交流のバランスを取らないといつの間にか日本人コミュニティ―に、はまり込んで英語で話す機会を逃してしまうかもしれません。
この一点以外サンディエゴはまさに理想的な留学滞在場所だといっていいでしょう。
しかし、日本人からしか得られない現地情報もあるので、日本人がいる事が必ずしもあなたの留学の足を引っ張るということではありません。
まとめ
アメリカ留学をすると決めたらどこの地域に滞在するか迷うことでしょう。
今回は日本人留学生に人気がある大学から人気のある都市を炙り出し、私がおすすめしたい留学先のランキング3位までをお伝えしてきました。
- 1位:ニューヨーク
- 2位:ロサンゼルス
- 3位:サンフランシスコ
- 3位:サンディエゴ
この4つの都市はアメリカの中でも有名な大都市なので、世界中がから留学生が集まる傾向にあります。
大学も多く人気大学も集結していますが、大学だけでなく語学学校もたくさんあります。
ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコは特に物価、地価、治安の面ではどうしても大都市なのでデメリットを抱えていますが、それ以外の立地や環境を考えると国際的に様々な分野でリードしているという魅力的な地域です。
サンディエゴは大きい都市でありながら物価が安く治安も良いという利点がありますが、日本人がどの地域より多い事も注意する必要があるでしょう。
特に大都市に留学したいと考えている方は、この4つの都市を候補にあげて検討してみてください。
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