

こんな疑問、持ったことありませんか?
社会人になるとなかなかまとまった休みを取ることができないので、アメリカにホームステイをして留学するのはなかなか勇気がいりますよね。
短期の留学ではホームステイが良いとはよく聞きますが、ホームステイは学生だけの特権というイメージがある方も多いのではないでしょうか。
今回はホームステイしたくても、なかなか相談しづらい社会人のホームステイについてお伝えします。
アメリカ留学のホームステイに年齢制限はある?
アメリカに留学する時の滞在方法の一つとしてホームステイがあります。
日本人の考え方の傾向として、社会人ともなれば「年相応の行動をとる」と考える傾向が根強くあるように私は感じます。
留学というと日本では学生の交換留学などがまず思い浮かぶせいか、学生のうちにしておくことというイメージが強いのではないでしょうか?
しかし、留学に関しては学生よりも社会人の方が「より具体的な目標設定をして留学できる」というのが私の考えです。
なぜなら学生の時より社会人になってからのほうが、グローバルな視野を身につけて語学やビジネス、芸術といった様々な分野での専門的な知識が必要だと肌で感じるからです。
これは実際に、ホームステイにおいても同様のことが言えます。
ホームステイは何も学生だけのものではありません。
社会人だからこそ経験できるホームステイもあります。
しっかりとした計画を立ててお金を貯えたり英語力を高めたりし、準備を整えればいくつになってもアメリカにホームステイをして勉強する事は可能です。
最先端の専門分野を学ぶ場合、年齢のせいでその機会を諦めてしまってはもったいないです。
では、ホームステイ先を探す方法について見ていきます。
ホームステイ先はどのように探せばいいの?
ホームステイを受け入れるホストファミリーには2つのタイプの家庭があります。
無償ボランティアで受け入れてくれる家庭と、報酬をもらって受け入れてくれる家庭です。
ここではほとんどの家庭が報酬を得て受け入れてくれる家庭だということをふまえておきましょう。
ホームステイ先を探すときの注意点
報酬を目的としてホームステイを受け入れるファミリーの場合、ビジネスとして考えている家庭が多く、最低限のベッドと食事しか与えてくれないといったこともしばしば起こります。
「家族の一員として受け入れてくれて、美味しいご飯とたくさんの会話をできる」というホームステイ先を希望する場合には、特に気をつけて受け入れ先を探したほうが良いでしょう。
また、アメリカはさまざまな人種や地域をルーツに持つ人々が集まっている国です。
ホストファミリーが英語のネイティブスピーカーとは限りません。
そして、生活様式や家族構成も様々です。
そのため「自分の希望が100%叶えられるホストファミリーに出会う事はほぼないこと」を心構えとして持っておく事も大事です。
ホームステイ先を探す方法は3つ!
- 留学エージェントで探してもらう
- 留学先の学校に申し込みをする
- 自分でインターネットを使って直接探す
では、それぞれの特徴をご紹介します。
留学エージェントで探してもらう
留学エージェントは留学に関しての手続きやサポート、様々な事を相談できるとても心強い存在です。
しかし、留学エージェントによってはホームステイ先の探し方が違うので注意が必要です。
このシステムで全部に共通するメリットは、日本語で要望や、サポートを受けられるという点です。
一番多いシステム
日本の留学エージェントが留学先の学校にホームステイ先を依頼するシステムです。
このシステムでは留学エージェントが留学先の学校に依頼し、次にその学校が現地のホームステイ斡旋業者や団体に依頼をします。
そして最後に現地の斡旋業者や団体がホストファミリーを探すのです。
このシステムでは、中間に入る機関が多いため、希望している内容が伝わりにくく時間がかかってしまいます。
そして現地の斡旋業者や団体が、どれだけホストファミリーを調査しているかが不透明というデメリットがあります。
また、エージェントと現地の学校から二重にホームステイ手配料を払わなければならない場合があるので気をつけましょう。
現地に支店を持っている大手留学エージェントに多いシステム
日本の留学エージェントから同じ会社の現地の留学エージェントに依頼をするシステムです。
メリットとしては同じ会社の留学エージェント同士でのやり取りをしてくれるので、比較的希望が伝わりやすくなります。
希望を優先順位をつけてしっかりと伝えておくとよいでしょう。
現地の日本人が運営している留学エージェントに依頼するシステム
最後のシステムになりますが、日本の留学エージェントが現地日本人が運営する留学エージェントに依頼するというシステムです。
留学エージェントによっては独自にホストファミリーを募集している場合があります。
このシステムでは、現地の留学エージェントが直接ホームステイ先を探す事ができます。
メリットはホームステイ先の家庭の情報を詳しく聞くことができる事です。
留学先の学校に申し込む
アメリカで留学生を受け入れている学校では、現地のホームステイを斡旋している業者や団体にホストファミリーを探してもらう事ができます。
この場合は留学エージェントを挟まないので手配料が少なくて済みます。
また、現地でトラブルが起きた時には学校が間に入って対応してくれます。
デメリットは日本語対応が不可という点ですが、学校によっては日本語を話せる人がいる場合もあります。
日本語での対応が不可なところも多々あるので、希望や質問などを英語で伝えなければなりません。
また渡米前に日本で直接会って相談する事は不可能です。
自分でインターネットを使って直接探す
実は、インターネットで直接ホストファミリーを探すことも可能です。
この場合、ホストファミリーが登録しているウェブサイトなどで直接探します。
メリットは中間に入る業者がいないので手配料をかけないで探すことができる事と、自分が希望するホストファミリーを選ぶことができる事です。
デメリットは全て自分で直接ホストファミリーとやり取りの必要がある事と、トラブルがあったときは全て自己責任で解決しなくてはならない事があげられます。
ホームステイのメリットとデメリット
初めてアメリカに留学する時やどれくらいの期間留学するのか分からない時、ホームステイはとてもいい滞在方法となるでしょう。
なぜなら、ホームステイであれば途中から滞在方法を変える事も可能だからです。
アメリカで生活し、勉強するために何が必要か?と見当をつけるためにも、ホームステイは良い滞在方法ではないでしょうか?
一度アメリカの家庭で一緒に生活してみる事で、アメリカでの具体的な生活が見えてきます。
ホームステイのメリット
次の9つが主なホームステイのメリットです。
- アメリカ人の実際の暮らしを体験できる
- 困ったときに相談できるホストファミリーがいる
- アメリカの生活でも人との触れ合いがある(孤独感が少ない)
- アメリカ生活での初期費用が抑えられる
- 朝と夜の食事に困らない
- 英語漬けの生活ができるので英語力を伸ばす機会が増える
- 異文化を知ることができる
- 一年以上の賃貸契約などを交わす必要がない
- 他の滞在方法を後で選ぶことができる
ホームステイのデメリットと対策
「ホストファミリーには当たりはずれがある」と聞いたことがある方も少なくないようです。
本当に「当たりはずれ」があるのでしょうか?
確かに人と人の関係なのでトラブルになることもあるでしょう。
しかし、トラブルが起きる事を予想して対策をねることはできます。
そこで次の表に、起こりうるデメリットとそれぞれの対策をまとめました。↓
デメリット | 対策 |
性格の不一致により起こる気疲れ | ホームステイ先の事を事前に調べておく。
(例えば家族構成やSNSなどを使って口コミなどを調べる) 自分の事を知り、自己紹介の際に得意な事、苦手な事をしっかり伝えておく。 自分で探した場合、渡米前に事前にホストファミリーとコンタクトを頻繁に取り、家族の性格などを把握する。 |
通学に時間がかかる | 留学先の学校までの距離や移動方法を事前にホストファミリーに相談しておく。
電車やバスのある都市部を滞在先にしておく。 |
食事が合わない | 自分の苦手な食べ物やアレルギーなど、絶対に受けつけることができない食べ物はあらかじめホストファミリーにしっかり伝えておく。
たまには日本食を調理してふるまうのも一つの交流だと考えて提供する。 |
ルームシェアと比べると基本の滞在費が高い | 最初に滞在期間を短く設定しておいて、延長を可能な契約にしておく。
ホームステイをしている時に滞在期間を延ばすこともルームシェアを選ぶこともできるようにしておく。 |
ホストファミリーのハウスルールがある | 日本でも居候する時に、同じ問題が起こる事がある。
海外の異文化を知る一つの経験だと考えて捉え方を変える事も一つの対策。 どうしても納得できない時には、なぜそのルールがあるのか分かるまでホストファミリーに説明してもらう。 一つ重要なのは「納得できない」という理由でハウスルールを守らなかった場合、単にわがままと思われてしまうので要注意。 |
ホームステイはどんな方法で探したとしても、最終的には人間関係を築いていくことに他なりません。
良好な人間関係を作るためには積極的にコミュニケーションをとる事が基本ですよね。
ホストファミリーとの関係も然りです。
言葉の壁があっても積極的に行動をし、その努力を忘れなければきっといい関係を築いていけるでしょう。
まとめ
今回は大人になるとなかなか聞けないホームステイの年齢制限についてまとめました。
ホームステイのメリットとデメリットについてもまとめたので、よりホームステイへのハードルが下がったのではないでしょうか。
では、今回の記事についてまとめます。
- アメリカ留学する時のホームステイに年齢制限はありません
- ホームステイ先を探す方法は留学エージェントや留学先の学校に探してもらうか、自分で直接インターネットで探すという3通りの方法があります
- ホームステイには主に9つのメリットがあります
- ホームステイにはいくつかのデメリットもありますが、それぞれ対策をとればトラブルの芽を摘むことができます
アメリカは様々な分野で最先端の技術が発達し、情報が溢れている国です。
社会人で海外生活の経験をしたい方にも、退職後に新たな人生の楽しみを探すという方にも、アメリカへの留学はとても有意気な経験になるでしょう。
初めての留学が何歳であっても、まずは滞在方法の一つにホームステイを検討してみることで充分なメリットがあります。
ホームステイ先は慎重に検討する必要がありますが、今とは全く違う生き方を考える大きなきっかけになるのではないでしょうか。
是非、ご自身の可能性を引き出すためにも大きな決断をして、充実した日々を過ごしてください。
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