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アメリカ留学初めての入国審査は準備万端?簡単にできる入国審査対策!

アメリカに初めて留学する時の入国審査は特に緊張しますよね。

私も初めての時は半分パニックになるくらい緊張して、英語で会話ができていたかどうかすら覚えていません。

これからお伝えする事はアメリカの入国審査の対策です。

英語を勉強してきたけれど、ネイティブスピーカーとは初めて話すという方も一通り読んでいただけたらきっと役に立つことでしょう。

目次

そもそも入国審査とはなに?

入国審査とは外国に入国する際にパスポートやビザ、ESTAから入国者の身元や入国する目的を審査する手続きで、外国に行くときには必ずしなければならない手続きの1つです。

特にアメリカは入国審査が割と厳しいといわれています。

入国審査の前に気をつけたいこと

入国審査官が見極めようとしているのは、不法滞在や不法就労、ビザの目的以外で入国していないかどうかです。

緊張しすぎたり必要以上にくだけた態度をとったりするのは疑わしいと思われてしまうので、あいまいな表現や笑ってごまかそうとせず、リラックスをして臨んで下さい。

また、服装は自由ですが、あまりにも不審な服装や髪型、カラーコンタクトレンズなどはやめておきましょう。

特に、カラーコンタクトレンズは写真と本人を照合する時、また写真撮影の時に問題が発生する可能性もあります。

入国審査の順序

まず、飛行機から降りたら向かう場所が入国審査(immigration)です。

日本人は「FOREIGNER」や「NON-RESIDENT」、「NON-US CITIZEN」のどれかの列に並ぶことになります。

自分の番が来て呼ばれたら入国審査を受けます。

まずはパスポートを見せましょう。

そして、必要な書類を指示された通りに提出して見せていきましょう。

ここで慌てないように、必要になりそうな書類はファイルなどに入れてパスポートと一緒にすぐ出せるようにしておくのが良いですね。

次に、口頭で入国審査官の質問をされるので落ち着いて聞いて、的確に答えていきましょう。

入国審査官がパスポートやビザの顔写真と実際の顔とを照合します。

更に指紋採取と顔写真の撮影をし、終わったら速やかに前に進んで通り抜けてくださいね。

入国審査に必要な書類

入国審査を受ける時のために、必要な書類をスーツケースの中に入れたままチェックインしてしまわないように気をつけましょう。

入国審査に必要な書類と飛行機の搭乗に必要な書類は、パスポートや貴重品と同じように飛行機に持ち込む手荷物と一緒に手元に置いておくと安心です。

入国審査で提示を求められる可能性のあるものをまとめました。

提示を求められる可能性のある書類 注意事項
パスポート
  • 渡航時に有効期限が切れていないものを用意する
  • 留学中に有効期限が切れても領事館で手続きができる
ESTAか学生ビザ(F1ビザやM1ビザなど)
  • 90日以上の滞在か週に18時間以上の授業を受ける場合は学生ビザが必要
  • 学生ビザは留学中にとることは原則できないので要注意
I-20
  • SEVP(Student and Exchange Visitor Program)認定校より発行される書類
  • 学生ビザを作る時に必要
  • 途中帰国の際にも忘れずに用意する
税関申請書
  • 飛行機の中で配られる
  • 記入して提出する必要がある
学校の連絡先や担当者の電話番号 渡米前に必ず調べて言えるようにしておく
滞在先の住所と電話番号 こちらも渡米前に必ず調べて言えるようにしておく
ビザ申請時の英文財政証明(残高証明書) ビザ申請時に数枚作っておいて飛行機に乗る前に1枚用意しておく
SEIVIS(Student and Exchange Visitor Information System)領収書
  • クレジットカードで支払った際の領収画面の印刷でも可
  • 必ず持っていなければならないものではないが準備しておくと安心
  • I-901ともいわれる
入学受け入れレター(Letter of Acceptance) 飛行機の手荷物の中に必ず持っておいた方が良い
帰りの飛行機のチケット
  • 短期留学であれば持っていることに越したことはない
  • 持っていない場合は帰国前にチケットを買う予定であることをしっかり伝える

書類の内容もできるだけ話せるようにしておくと入国審査官からの質問に答えやすくなるので、言えるようになるまで練習しておいた方が心に余裕が持てます。

全ての書類には一度目を通しておいて、どの書類に何が書かれているかを記憶しておくことも大事でしょう。

なぜなら、質問された時にどこに何が書いてあるのかが分かれば、その書類を見せて話す事が可能になるからです。

渡米前の飛行機に搭乗する際に必要な新型コロナ関係書類

新型コロナウイルス(COVID-19)の流行はまだ世界を揺るがせています。

常に最新の情報をチェックする事が大事になるでしょう。

アメリカに渡航する時の飛行機に乗る時に必要な書類が現在(2021年12月8日)3つあります。

  1. 英文陰性証明書:2021年12月6日からフライト出発の1日以内のものが必要となりました(PDFでも大丈夫です)。
  2. 宣誓書:搭乗手続きの時に航空会社の係員に提出しましょう。
  3. 英文ワクチン接種証明書:各自治体(区市町村)が発行しています。

以上の3つの書類が飛行機搭乗時に必要なので必ず手元に持っておいてくださいね。

入国審査で質問されること

最初にお伝えしたように、入国審査官は不法滞在や不法就労、犯罪につながる人物などを入国させないようにするために色々な角度から入国者を観察しています。

留学生は勉学目的だということをしっかり伝えれば問題ないでしょう。

ですから、リラックスしてしっかりと受け答えする態度を見せる事が1番求められています。

聞かれることが多い質問

あらかじめ、どんな質問が多いのかを知っておくと聞き取る時に見当をつけられるので少しリラックスできますよね。

以下の表に質問されることが多い事柄を表にしました。

質問内容 質問(英語) 日本語訳
目的 What’s the purpose of your visit?

Why are you visiting the US?

何の目的での訪問ですか?

何故アメリカに訪問するのですか?

滞在期間 How long are you going to stay?

How long will you stay?

How long are you staying?

どのくらい滞在しますか?
帰りのチケット Do you have a return ticket? 帰りのチケットはありますか?
滞在場所 Where are you going to stay?

What address will you be staying at?

どこに滞在しますか?

滞在する住所はどこですか?

会う人物 Who are you visiting? 誰に会いますか?
アメリカに来る頻度 How often do you come to the US? アメリカに来る頻度はどのくらいですか?
アメリカに来るのが初めてかどうか Have you ever been to the US?

Is this your first time coming to the US?

今までアメリカに来たことはありますか?

今回が初めてのアメリカ訪問ですか?

他にも様々な言い方で質問されることがありますが、あまり難しく考えないで大体どんなことを聞かれているのかを聞き取る事に集中すると良いでしょう。

分からない時には必ず分かるまで聞き返すことが大事です。

聞き取れていても意味が分からない時には「I’m sorry. I don’t understand the meaning of your question.(すみません。質問の意味がわからないです。)」などと素直に分からない事を表現しましょう。

決して誤魔化そうとしたりはぐらかそうとはしないようにしてくださいね。

質問の回答例

質問の意味が分かったら、次はあなたがその質問に答える番です。

答える事をあらかじめ練習しておくと更に余裕が生まれるでしょう。

以下に質問の答えの例を表にしました。

質問内容 答えの例(英語) 日本語訳
目的 For studying English 英語の勉強です。
滞在期間 For three months. 3ヵ月間です。
帰りのチケット This is the ticket こちらのチケットです。(見せる)
滞在場所 At 〇〇 Hotel.

This is the address.

〇〇ホテルです。

こちらの住所です(住所を見せる)

会う人物 Visiting my friends. 友達に会いに行きます。
アメリカに来る頻度 This is the second time. 2回目です。
アメリカに来るのが初めてかどうか Yes, this is my first time. はい、初めてです。

質問の意味が分かったら、正しい文法や単語にこだわらず分かる単語を使って答えるようにしましょう。

頭に英単語が浮かばない時には手元に電子辞書やスマートフォンを持っておいて、単語を調べて答えるという最終手段があります。

あるものはなんでも使いましょう。

質問を聞き取れなかったとき

質問が聞き取れない時は焦ってしまいますよね。

しかし、慌てないで「Sorry?(すみません)」や「I’m sorry. Could you say that again please?(すみません。もう一度言っていただけますか?)」と聞き返すのが良いです。

また、話す速度をゆっくりとしてほしい時には「Please speak slowly.(ゆっくりと話してください)」とお願いしたほうが、無理に分かったふりをするよりも良いでしょう。

余談ですが、私は卒業して数年後に知人を訪ねにアメリカに行った時に入国審査で私の卒業時の成績であるGPA(Grade Point Average)を聞かれ、ありえない答えを言ってしまいました。

なんと、「Four point five.(4.5)」と答えてしまったのです。

この事は自分でもしばらく落ち込んで誰にも言えなかったのですが、アメリカの大学の成績はGPAのポイントで最高でも「4.0」なのです。

つまり、私は最高のポイントを超えた成績を言ってしまったのでした。

このようにあまり緊張しすぎてしまうと、予想外の質問に慌てて変な返答をしてしまう事もあるので気をつけてくださいね。

まとめ

簡単にできる入国審査の準備をご紹介してきました。

渡米のフライト前から以下の事をしておきましょう。

  1. 入国審査で必要になりそうな書類をまとめて目を通す。
  2. 入国審査に必要な書類を見ながら入国審査で聞かれそうな事をしっかりと書き出す。
  3. 入国審査で聞かれることへの答えを用意して、話す練習をする。

この3つを繰り返しおこない、ほぼ暗記して英語で話せるようになっておけば、かなり心に余裕が持てるので必要以上に緊張したりしないで済むのではないでしょうか。

たまに予想していない質問をされることもありますが、

・聞き取れない時などのフレーズ「Could you say that again?(もう一度言っていただけますか?)」

・ゆっくり話してもらうフレーズ「Could you speak slowly please?(ゆっくり話してくださいませんか?)」が簡単に出てくるように、練習しておくとよいでしょう。

失敗をしないで済むように、落ち着いて入国審査を乗り越えてくださいね。

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この記事を書いた人

20代前半にアメリカ・カリフォルニア州のコミュニティーカレッジに留学。3年間で卒業。留学や国際交流の場で留学中に関わってくれた方々からのご恩を返すつもりで、様々なお役立ち情報を発信していきたいと考えております。特にこれから英語学習を始める方も更に英語力を磨きたい方も、英語という便利なコミュニケションツールを手に入れて様々な場面で活躍されることを応援します。

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