アメリカに留学する時にまず迷うのは「どこに留学するのが良いか?」ではないでしょうか。

何故ロスに留学する人が多いのでしょうか?
事実、ロスは日本人がよく旅行先にも留学先にも選ぶ人気のある都市なのです。
今回はロサンゼルス留学のメリットと共にロサンゼルスの魅力をお伝えします。
ロサンゼルスはどんな都市?
ロサンゼルスの英語の名称は「Los Angeles」、アメリカのカリフォルニア州の南部にあります。
一年を通じて温暖な気候でカラッとしているのでとても過ごしやすい地域です。
日本との時差は17時間ですが、サマータイムになると16時間になります。
サマータイムは毎年3月第二日曜日の午前2時から11月第一日曜日の午前2時までです。
ロサンゼルスはアメリカの西海岸で最大の都市であり、海岸沿いにはサンタモニカやベニスといった有名なビーチがあります。
公園が多いだけでなく郊外には峡谷や砂漠もあり、様々な自然に触れることも簡単にできるロケーションです。
有名なテーマパークとして、ディズニーランドやユニバーサルスタジオがあります。
また、観光スポットして知名度の高いハリウッドやビバリーヒルズといったスポットもアクセスしやすいです。
華やかな観光地とは反面、コンプトンやサウスロサンゼルス、スキッドロウという危険な地域もあるので注意が必要です。
ロサンゼルスに留学するメリットは?
ロサンゼルスという世界的な大都市には、留学する場所として選ぶメリットがたくさんあります。
大きなメリットを3つ挙げるならば学校の多さや人種の多様性、特有のロケーションでしょう。
学校の選択肢が多い
ロサンゼルスには世界各地から留学生が集まるので、語学学校の数が多いです。
また、それぞれの語学学校にも特徴があるので、自分の目的に合った勉強ができます。
例えば、コミュニティーカレッジや4年制の総合大学への進学に特化したコースがある語学学校も少なくありません。
ロサンゼルスは総合大学やコミュニティーカレッジもたくさんあるところが特色の一つで、アカデミックな面もしっかり備わっています。
ロサンゼルスにはUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)やUSC(南カリフォルニア大学)、CSUN(カリフォルニア州立大学ノースリッジ校)などの有名大学があります。
有名大学に行くためにコミュニティーカレッジから4年制の大学に編入する制度もしっかりあるので、コミュニティーカレッジで満足できない時に編入する事も可能です。
大都市ならではのビジネスに特化した大学エクステンションプログラムも豊富で、キャリアアップをはかりたい社会人にも人気な留学先の一つになっています。
人種の多様性がある
ロサンゼルスは世界の様々な地域から留学生が集まるので、実は英語が話せないという留学生も少なくありません。
はっきり言って、現地の人は英語が話せない人に慣れています。
英語が話せないことを恥じる必要がないのです。
日本人の傾向として「ちゃんと話せないと恥ずかしい」と考えたり、「発音が悪くて通じなかったら恥ずかしい」と考えたりてしまって、ついつい話す機会を逃すケースが多いのです。
周りの他国の留学生が完璧な英語で話していなければ、自分も完璧でなくてもコミュニケーションを取ることにためらいが減ります。
ですから、始めて留学する方でもどんどんコミュニケーションを取っていく環境があり、チャンスを逃さずにすむでしょう。
結果として、英語学習のアウトプットの場面が増えて語学学習の場が増えるというわけです。
様々な地域をルーツに持つ人々が集まる事の利点として、いろいろな考え方や視点を知ることができる事も挙げられます。
私はそれに加えて、「自分を知る」ということもプラスしていいと考えています。
アメリカに留学する他国の留学生や、アメリカ人と意見を交わすことによって本当に様々な意見を聞くことができます。
それと同時に自分の意見や考え方を伝える機会が増えます。
様々な見解を見聞きする事によって多角的な視点を持つだけでなく自分自身をも見つめなおす機会も増えていきます。
そして、自分の感覚として様々な見解と共に自分独自の考え方も備わり、グローバルな感覚を持つチャンスが増えるのです。
人種の多様性がある事のメリットは英語のアウトプットの機会を増やす事につながり、更には自分を知ると同時にグローバルな感覚をも育てる事になるのです。
ロサンゼルス特有のロケーション
ロサンゼルスはリゾート地や観光名所が近くにあるため、楽しみながら英語でコミュニケーションがとれることも特徴の一つです。
授業で教わった単語やフレーズをアウトプットする機会を楽しみながら得る事はとても貴重な体験です。
リゾート地として有名なサンタモニカビーチやベニスビーチがあり、気分転換や海のスポーツも楽しめる立地です。
テーマパークとして外すことのできないディズニーランドやユニバーサルスタジオもあるので、週末に新しくできた友達と遊びに行く場所としてぴったりですね。
ご存知の方も多いと思いますが、世界的な映画文化の発信地であるハリウッドや高級住宅街のビバリーヒルズも観光地として有名です。
ロサンゼルスには様々なアクティビティにアクセスしやすいという利点があり、そこが英語学習の場となるので自然にいろいろな場面での英会話が身に付くでしょう。
また、ロサンゼルスはアメリカの他の大都市のニューヨークや同じカリフォルニア州のサンフランシスコとは違い、冬でも温暖な気候なので過ごしやすいという点も生活する上で利点ではないでしょうか。
気候によって気力や体調が変化する事は多くの人によくあることです。
気力や体力、集中力が気候によって左右されるのは本当にもったいない事ですよね。
ロサンゼルスは様々な場面で英語を交流の手段として楽しむという面でも、勉強に集中しやすい気候であるという面でも、留学に適しているロケーションだといえます。
ロサンゼルスに留学するデメリットと対策
大都市であると必ずでくわすデメリットがロサンゼルスにもあります。
- 学費や家賃、生活費が高い
- 日本人留学生が多い
- 絶対に近寄ってはならない地域がある
以上の3点がデメリットしてあげられます。
学費や生活費を抑える対策
できるだけ英語学習段階での学費を抑える工夫が2つあります。
一つは安めの語学学校を選ぶことです。
もう一つは、4年制の総合大学に行く前にコミュニティーカレッジで必須科目の単位を取ってから編入することになります。
また家賃や生活費についてですが、ルームシェアが一番節約できるでしょう。
ルームシェアをすれば家賃を安く抑えることができますし、自炊する事も可能になるので外食を減らすことができます。
都会に行けば行くほど、外食するとその食事の料金が高くなる傾向にあります。
ですから、外食費用を浮かすだけでかなり食費を抑えることができるのです。
短期間の留学であれば、ルームシェアよりホームステイの方が節約できるかもしれません。
なぜなら、ホームステイでは生活に必要なものを揃える初期費用が抑えられますし、朝晩の食事が含まれている料金設定をされていることが多いので外食を減らせるからです。
これらの方法で大都市での留学費用を抑える事が可能となってきます。
日本人留学生が多い事への対策
よく日本人留学生同士が固まってしまい、留学したのに英語力が身に付かなかったり他国の留学生やアメリカ人との交流が減ったりするという事は頻繁に言われますよね。
これについては、どうしてもご自身の心がけ次第ということになってしまいます。
「自分がどうしても日本人コミュニティーの中から出られそうもない。」と思った時には思い切って他国の留学生とのルームシェアやホームステイ、寮に入るなどといった対策を講じてみましょう。
実は日本人が全くいない所で生活するというのは、たまに精神的にとても辛くなる時があります。
たまには日本語で話をすることも、ストレス発散になるでしょう。
また、困った事などを解決する時に、日本人コミュニティや同じ日本人留学生はとても頼りになる時があります。
完全に拒絶する必要はないと考えていいのではないでしょうか。
例えば、私は留学した時にかなり古い車をたったの300ドル(当時1ドル=約150円だったので日本円にして約4万5千円)という破格で譲ってもらったことがあります。
その時は同じ日本人の留学生との交流がとてもありがたいと思いました。
留学先に日本人が多いというのはデメリットにもなりますが、時としてメリットにもなるのです。
しっかりと自分の目的を忘れずに他国の留学生やアメリカ人との交流の割合と日本人との交流の割合のバランスをとる事が対策になります。
近寄ってはいけない地域への対策
アメリカに留学する時には必ずどの地域でも、治安がどうしても良くない場所というのがあります。
対策はとにかく「できるだけ危険とされる場所に近寄らないこと」です。
ロサンゼルスでは特にコンプトンやスキッドロウ、サウスロサンゼルスはとても治安が悪い場所とされています。
これらの地域に行くのは危険なので、なるだけ避けるよう心がけましょう。
見落としがちなのは、バスや電車で乗り換えがあるときやバスや電車の通り道にこの地域を通るかどうかなのです。
しっかり下調べをして交通手段を考える必要があります。
また、ロサンゼルスに限らず18時以降の外出で外を歩くということは避けてください。
日本のように治安の良い国は本当に珍しい事を忘れないでくださいね。
18時以降外出しなければならない時には友人の車やタクシー、ウーバー、リフトという極力安全な交通手段を使ってください。
ウーバーやリフトとはスマホなどのアプリで、車が待ち合わせ場所に来てくれ、ピックアップして目的地に運んでくれる配車サービスです。
以上の2点、危険地域には近寄らない事と18時以降は出歩かない事は忘れないでくださいね。
まとめ
ロサンゼルスはエンターテイメントや観光、ビジネス、教育機関などどれをとってもニューヨークやサンフランシスコといった、他のアメリカの大都市にひけをとらない都市なのです。
更にそのロケーションから自然も身近にあり、勉強だけで煮詰まったときには場面を机の前から外へ移すといった英語学習の手段がいくつもあることも魅力の一つでしょう。
勉強だけでなくグローバルな感覚を身に付けるためにも、多様な人種が集まるロサンゼルスはうってつけです。
もし、ロサンゼルスに留学するという選択肢があるのであれば、留学する価値は充分にあります。
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